貧乏生活。借りたお金を完済するために頑張ります！

話は5年前くらいに遡るんだが、大学時代にスロットを知り、
それが化物語っていう自分の好きなタイトルだったから
良くわからなかったけど打ったら連日勝った。
フリーズも毎日のように引けたし一時は30万円くらい浮いてた。
調子に乗って色々調べてスロプロ気取りで立ち回ってる
気になって、色々すっとばし気づいたらサラ金から50万円
借金してた。
アルバイトで稼いだ金を返済とギャンブルに回してたけど
首が回らなくなって大学辞めて実家に帰った。

実家に帰って家賃と食費はかからないから
なんとかアルバイトで借金をごまかしつつ
懲りずにギャンブルしてた。
けど、ついにある日延滞のハガキが届いて
両親に借金のことがバレた。
ただ両親に知られたのは1社の10万のみで、
残りの40万はバレていなかった。
でもバレるのは時間の問題だと思った。

俺は親戚に電話した。
「お願いします。奨学金が返済できません。
両親には負担をかけたくないので今回だけ
10万貸していただけないでしょうか」
って泣きながら嘘の電話を。
そうして借りたお金だけ持って、
借金を実家に残して俺は失踪した。

一応置手紙はしておいた。
そうすると警察もあんまり本気にならない
みたいな情報見つけてたから。
失踪といっても行く当てもなかったから、
とりあえず東京に行った。

そしてまたスロット。秋葉原の某店。
負けたらホームレスでもやって
野たれ死ぬのも仕方ないって思ってた。


でも死ぬほど勝った。2週間で60万浮いた。

今でも思う。
この時この60万持って実家に帰って借金のこと
全部話して親にお金渡せば全部やり直せたのにって。

でもその時の俺は親とは今生の別れだと思っていたわけだし、
今だからこそ思えることではあるんだけど。

まあ当然、設定狙いという名の養分打ちしてただけ
だからなくなるよね、60万。
一瞬で溶けたよ。
途方に暮れて、残った1000円持ってとある
アルバイトに応募したら拾ってくれた。
免許証だけは持ってたからなんとか首の皮一枚つながった。

そこから1年間、ネカフェ難民しながら
アルバイトでなんとか生活できてた。
その次の1年間はルームシェアしてた。
給料はやっぱりギャンブルにつぎ込んでいたから、
相方に支払うべき家賃を滞納してしまって
それが40万にまでなった。
相方も気長に待ってくれると言っていてくれていたけど、
さすがに40万に乗っかったあたりでどうにかしろと言ってきた。

40万なんてどうにもならなかった。
一発逆転狙ってギャンブルして10000円返済するの
だってキツかった。
タバコだって飲み物だって節約すればいいのに
何一つしないで一生甘えてた。

あり得ないことに、両親に電話した。
本当に苦しかった。確か冬だった。
思い出せないけどなんかの事情でルームシェアしてる
家行けなくて、めちゃくちゃ寒い中人んちのガレージに
止まってる車の影で震えながら寝てるときに
苦しすぎて電話した。

あんだけ死んでもいいなんて思っていながら
いざそういう局面になるとどうしようもなかった。
10万だけ貸してくれって言ったら、泣きながら
帰って来いと言われた。
こっちでも40万借金あるから無理だよ
と言ったら肩代わりしてやるから帰ってこいと。

本当に救われたし、0からやり直す本当の本当の
最後のチャンスだった。

40万は両親が返してくれたし、実家に帰って就職もした。
貯金もないけど借金もない、本当の意味で0からのスタートができた。

両親が俺に金を持たせるのを嫌がって、月20000円
給料から俺にくれるシステムの生活が始まった。
そんなだから考えて使わないとすぐなくなっちゃうのに、
ギャンブルは辞めれなかったし、タバコもやめれなかった。
借金返済するために月が替わるとスマホの決済使って
買い物してそれを転売して現金化。返済に充ててた。
というか充てて「る」
ソシャゲにもハマり課金沼に浸かって毎月の
料金10万オーバー
何回も両親に指摘され、目の前で一番泣かせたくない
母親が泣いていてもまだ変われず

はい、借金生活再開。
勝っては負けて、返済しては借金してで
気づけば70万借金。
もう二度と借金だけはするなと何度も何度も
何度も言われていたのにこれ
借金生活。

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